バリュー・ボルドー 2017 に選出されました!

2017/05/29
2017年5月24日に発表された
VALUE BORDEAUX 2017(バリュー・ボルドー 2017)に、
クレスマン・モノポール・ルージュ
プレジディアル・テュニュヴァン・ルージュ
プレジディアル・テュニュヴァン・ブラン
バッド・ガール(クレマン・ド・ボルドー) の4アイテムが選出さばれました!。
バリュー・ボルドー 100はこうして選ばれました

2017年のバリューボルドー100本は、全部で481本のエントリーワインから、小売価格で4000円未満(税込)のボルドーワインを、タイプと価格帯に分けてブラインドテイスティング。ワインを熟知する5人が、親しみやすくバランスの取れた味わいを中心に評価しました。
一度は味わっておきたい ボルドー的エレガンス

エレガントで、タンニンがキュッと締め付けるタイプ。香りにはカシス、野菜、ミントに少しリコリスが加わる。アタックは非常にやわらかく、果実味は抑えられて酸味はしっかり。タンニンはやや収斂性あり、ドライに感じる。スパイシーでドライなフィニッシュ。
KRESSMANN MONOPOLE ROUGE
クレスマン モノポール・ルージュ
AOC ボルドー 小売価格/1,800円
誕生から120年!ボルドーのトップブランドとして高い評価を獲得。
エッフェル塔の「58Tour Eiffel」をはじめ、数々の有名レストランでオンリストされています。
1897年以来、クレスマン社は、バラエティ豊かなテロワールの中から、数々のセレクションワインを生み出しています。「クレスマン・モノポール」は特に厳しい基準で選び抜かれたワインのみを使用。毎年、ごく少数から成るテイスターチームが数百回に渡り試飲を繰り返し、ブランド誕生時から守り継がれてきた、高い品質、スタイルの継承に取り組んでいます。
クレスマンの全ラインナップはこちら>>
自然界の風景に想いを馳せる 壮大な香りの構成

成熟したブラックチェリーをはじめ黒いフルーツ、黒い土、森の下草のような要素が加わり、自然界をそのまま伝えるような香りの構成が興味深い。アタックはやさしく、果実味は軽やか。タンニンは緻密で強い。食事後、白カビチーズとともにゆっくり楽しみたい。
PRESIDIAL THUNEVIN ROUGE
プレジディアル・テュニュヴァン ルージュ
AOC ボルドー 小売価格/1,800円
高級シャトーの造り手による ギャップで驚く日常ワイン

甘く熟した洋梨、メロン、リンゴの蜜のような甘い香りが中心。味わいは酸も果実味もほどほどでやわらかく、後半には心地よい苦みが。香りと味のギャップが楽しい。さすが、高級なシャトー・ヴァランドローのオーナーが手掛けるカジュアルワインなだけある。
PRESDIAL THUNEVIN BLANC
プレジディアル・テュニュヴァン ブラン
AOC ボルドー 小売価格/1,800円
驚くほど広がる泡が 気分転換に一役買う

甘く熟したりんご、イースト、ミネラルのニュアンスが。ソフトな味わいは前半に集中しつつ、中盤から後半にかけて旨みがググッと現れてくるのが特長。口中での気泡の広がりが非常に大きい分、気持ちを切り替えたいときなど、カクテル感覚で1杯飲みたい。
BAD GIRL
バッド・ガール
AOC クレマン・ド・ボルドー 小売価格/3,500円
シャトー・ヴァランドローのオーナー ジャン・リュック・テュニュヴァン氏が手掛けるワインです

リブルヌのクラブでDJをしていたジャン・リュック・テュニュヴァンは、そのクラブの客でもあったシャトー・オーゾンヌのアラン・ヴォーティエのすすめでサンテミリオンへ住まいを移すことに。1988年にはネゴシアンを設立。サンテミリオンで優良なワイン業者として大成功を収め、以前より自分自身でワインをつくりたいと考えていた彼は、少しずつ数箇所のブドウ畑を買い集めていきます。
そして1991年にテュニュヴァン夫妻の情熱を捧げたワイン、「シャトー・ヴァランドロー」が初リリースされたのです。当時、規模の小さな生産者が自身のガレージのような倉庫で手掛けるいわゆる「ガレージワイン」がワイン愛好家の間で話題になり始めた時期でもありましたが、彼もそのような枠の中で徐々に知られていくことになります。
霜にやられてしまった初ヴィンテージはなんとたったの1280本。2年目でも4500本と彼のワインを経験できるのは本当にラッキーなことだったでしょう。さらに1996年にはクリスティーズのオークションで高値を付けたことによって「シンデレラ・ワイン」として著名生産者の仲間入りを果たします。
そしてガレージワインの悪がきとも言われたジャン・リュック・テュニュヴァンのシャトー・ヴァランドローはシンデレラ・ワインの頂点を経て、2012年9月に発表されたサンテミリオンの最新の格付けでとうとう「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ」への昇格を果たすのです。
「私はバッドボーイ。悪がきには違いないけど、ワインではトップになれると思っていました」。その言葉が物語るように、ひとの前でおどけてみせる彼のワインは飲めばその凄味を感じていただけるほどに素晴らしいのです。
